LTspice XVII オペアンプ追加方法

LTspice

LTspiceで用意されているデバイスはアナログデバイセズ社の製品がほとんどです。同社が提供しているシミュレーターですから仕方ないですけどね。

よって、日本で一般的に使用されている汎用品などは新規で追加していくしかありません。

今回は、新日本無線(JRC)の単電源オペアンプ(NJM2904)を追加する方法について解説します。

オペアンプを追加してみましょう

今回の投稿は、YouTubeに動画でUPしてます。

動画はこちら↓↓

SPICEモデルのダウンロード

まずは、新日本無線のwebサイトからPSpice用マクロモデルをダウンロードします。

新日本無線のwebサイトへアクセスし、「NJM2904」のマクロモデルをダウンロードしてください。

マクロモデル | 設計サポート | 半導体 | 新日本無線株式会社 (NJR)

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると、「NJM2904_v2_NewJRC」というフォルダが作成され、その中にライブラリファイル(*.lib)が格納されています。

libファイルをテキストで開くとこんな感じです。↓↓

ここで注意しなければいけないのは、シンボルを作成する場合は基本的に1回路で構成しますが、「NJM2904」は2回路入りオペアンプですので、シンボル属性編集時の「Value」の名前は、「njm2904_s」にする必要があります。

個人フォルダの作成(ライブラリの格納)

LTspice XVIIのライブラリは、定期的にアップデートされ更新されます。よって、個人で新規作成したライブラリもその中に埋もれていまいますので、管理しやすくするために個人用のフォルダを作成し、その中にライブラリを追加していくことをお勧めします。

ライブラリファイルは、subフォルダの中に格納されていますので、個人フォルダもsubフォルダの中に作成します。

個人フォルダの名前は何でもいいですが、ここでは、「mylib」というフォルダ名にします。subフォルダの中で、新規に「mylibフォルダ」を作成してください

mylibフォルダへの格納

先ほどダウンロードした「njm2904_v2.lib」をmylibフォルダに格納してください。

シンボルの作成

追加する「NJM2904」は、標準オペアンプのシンボル「opamp2.asy」を利用します。opampsフォルダからファイルを選択してファイルを開いてください。

オペアンプのシンボルファイル(.asy)は、ドキュメント\LTspiceXVII\lib\sym\Opampsの中に格納されています。

 

 

 

シンボル属性の編集

次に、このシンボルを編集していきます。

メニューバーの「Edit」→「Attributes」→「Edit Attributes」をクリックし、「Symbol Attribute Editor」のダイアログを表示させます。

 

 

 

 

 

 

 

 

  • Prefix:サブサーキットモデルなので”X”のままで結構です。
  • Value:サブサーキット上のモデル名と同じ名前を入力します。ここでは、”NJM2904_S”に変更します。
  • Model file:subファイルを指定します。

ここでは、mylibフォルダにモデルを追加したので、mylib\njm2904_v2.lib と入力します。

 

 

 

 

個人フォルダの作成(シンボル格納)

新規作成するシンボルも管理しやすいように個人用のフォルダを作成し、その中にシンボルファイルを追加していくことをお勧めします。

シンボルファイルは、symフォルダの中に格納されていますので、個人フォルダもsymフォルダの中に作成します。

個人フォルダの名前は何でもいいですが、ここでは、「mysym」というフォルダ名にします。symフォルダの中で、新規に「mysymフォルダ」を作成してください

mysymフォルダへの格納

メニューバーの「File」→「Save As」をクリックし、保存先をマイドキュメント\LTspiceXVII\lib\sym\mysymフォルダに設定したら、、ファイル名を「NJM2904.asy」と入力して保存します。(ファイル名には、_Sを付けずに保存しても問題ありません)

標準オペアンプのシンボル「opamp2.asy」を上書きしないように注意してください。

シンボルモデルの確認

正しく「NJM2904」のオペアンプが追加されているか、シンボルモデルで確認してみましょう。

LTspice XVIIを起動し、新規の回路図エディタを開いてください。

ツールバーの「Component」ボタンをクリックして、「Select Component Symbol」 のダイアログを表示します。または、メニューバーの「Edit」→「Component」をクリックしてもOKです。

この後は、実際に動作することを確認してください。

以上で完成です。